2016年09月26日 北アルプスの展望台から下山 つづきから・・・ 朝8時過ぎ 誰もいなくなったヒュッテを出発 その右手には昨日登ってきたダラダラと長い登りの長塀尾根 行先は右手の常念岳方面の蝶槍まで 途中の斜面には草紅葉 左手の穂高連峰には去年登った涸沢カールからのザイテングラートのルートがくっきり見えた 振りかえると蝶~なだらかな蝶ヶ岳からの稜線 だけど風もなく暑い陽もなく蝶~快適!(笑) 横尾へ下る分岐を通り過ぎ 時間的に常念岳までは行けないがその手前の蝶槍まで 蝶ヶ岳ヒュッテからおよそ30分で蝶槍に到着 ここからの展望はホントに素晴らしかった 槍ケ岳も大きく見えたし パノラマで撮った明神岳から常念岳 天気は快晴とはいかないまでも素晴らしい展望に一人で感動 本当に来てよかったと思えた時 せっかくだから目の前の常念岳にも行ってみたかったけど それは次回にとっておこう しばらくの間この絶景を満喫した後 いよいよ下山 北アルプス穂高連峰の展望台から別れを告げて 先ほどの横尾への分岐まで戻りここから下山 はるか下には梓川が見える しかしこの下り、結構な急坂 下りはじめてわずか数分で樹林帯に入る もうナナカマドの実が赤い 大好きなハハコグサ ガレた道を下っていくと 30分ほどでベンチのある広場に なんちゃって槍見台?? 槍見台の地図表記は確認していたけど”なんちゃって”とはなんぞや? しかしここが標高的にも地形的にも槍見台っぽいので ここでしばし休憩 その後20分ほど下ると・・・ ここが本家の槍見台? でもこっちのほうが見えにくい?(笑) 蝶ヶ岳の稜線からわずか1時間半で下りてきた横尾 登りは7時間かかったけど下りはあっという間だった でもこっちからの登りのほうが急坂でキツイだろうな~ 途中外国人の一組しかすれ違わなかったけど ここから上高地までと槍ケ岳までは同じ距離か でも今の脚力じゃ右には当分無理だな 平日の昼間は登山客も少ない横尾大橋 ちょっと休憩した後 徳沢へ向けて出発 梓川沿いの石交じりの道 徳沢には昼前に到着 ここに来るとようやく下山したんだと実感する 蝶ヶ岳から持ってきたペットボトルが気圧でこんなにへこんでた! 気持ちよさそうな芝サイトの徳澤テント場 ん~~そのうちここでテント張りたい 徳沢からは気持ちのいい平坦な林の中を 旅の終わりを惜しむようなダラダラとした道を歩く 明神館を過ぎ 平坦な白砂の道になり 登山靴ではない靴の足跡が増えてくると まもなく・・・ 小梨平に到着 ここでテントを張ったのももう3年前か 懐かしい思い出のサイトも今日はガラガラ 小梨の湯で汗を流し さわやか信州号のバスの時間まで少しあるので 梓川沿いのベンチで一人乾杯! おつかれさまでした! 今回はピークハントというより北アルプスの絶景を求めて登った蝶ヶ岳 天気予報より天気はよかったけど 満天の星空と夕陽、朝日が見れなかったのが残念 でもこの時期にしてはきれいに山並みが見えたほうかな? ここまで登る体力と気力は必要だけど 画像よりも実際見たほうがはるかにきれいで迫力のある場所 ぜひとも行って見て来てほしい絶景の展望台です 蝶ヶ岳!蝶最高!! タグ :#登山
2016年09月21日 北アルプスの展望台 蝶が岳ヒュッテテント場 上高地を朝6時前に出て7時間かけて登ってきた蝶ヶ岳 予定よりもタイムオーバーで蝶バテバテだったけど その疲れも吹き飛ぶほどの素晴らしい展望 これが見たかったんだよねー 今回は山頂を制したというより この展望に会いに来たという感じ 13時過ぎ 蝶ヶ岳ヒュッテに到着 ここでテント場の受付 1人1泊¥700 とても感じのいいスタッフだった 稜線上のここでは水はとても貴重 調理用に1Lほどわけていただく テント場は小屋から少し上がったところ 今日は貸し切りか? 風はほぼ北西の穂高連峰側から吹いてくるので(画像右側) このハイマツの際に設営すればほとんど風の影響を受けなくて済む だけどそこからだと後ろになる穂高連峰が見えなくなるし 今日の風はそれほどでもないのであえて少し稜線にでたこの場所に決定 誰もいない少し強い風の中 設営完了 バックには北アルプスの山並み そして前方には常念岳と雲海の広がる絶景のテント場 まさに雲上のテント場 蝶~気持ちいいー(笑) ではプシュ! 設営後、まったりしていると一人の青年がテント設営 結局この日のテント場は我々二人のみだった トイレはヒュッテ横 水の貴重なここでは 手洗いは蝶ワイルドの雨水のみ 陽が落ちて 山小屋の明かりが見える槍穂高連峰 左から穂高岳山荘、北穂高小屋、槍ケ岳山荘かな テント場も風は少しおさまったけど 上層にべったりと張り付いた雲のおかげで 期待していた満天の星空は見えなった 翌朝5時 気温は9℃くらい 星空が見えなかったので朝陽だけは見ようと起きた早朝 テント場からわずか数分で登れる山頂からご来光を試みるが にわかに明るくなった程度で感動的な日の出は残念ながら拝めず・・・ 穂高連峰も黙って鎮座したまま 赤く染まることはなかった・・・ しかし2660mの稜線でも全く風もない音もない静かな朝 これはこれでとても幻想的だった 雲海上には左に八ヶ岳、右手には富士山も 少しだけ雲海が晴れて 安曇野の街が見えた 山の上のテント場を一晩共有した青年はとても礼儀正しく 早々と次の目的地へ旅立って行った 誰もいなくなったテント場 後ろの高台は蝶ヶ岳山頂 簡単な朝食をとった後、自分も撤収完了 雲上のテント場 非日常的なとても快適で最高の時間だった テント場全景 左手には三股に下りる登山道 では蝶ヶ岳を後にして ちょっと天空の稜線散歩へ つづく・・・ タグ :#キャンプ
2016年09月20日 蝶ヶ岳へ 9月14.15日で北アルプスは蝶ヶ岳に行きました ここ3年北アルプスの山登りに魅了されているが いつか行きたいと思っていた北アルプスの展望台ともいわれる蝶ヶ岳 せっかくとれた平日の連休も しばらく前から天気予報とにらめっこして どの予報も雨マークだらけ それが二日前には曇りの予報に変わり ある予報では登山指数Aと!? ならばイチかバチか 今年も新宿から高速バスで出発! 久しぶりに来た新宿南口 立派なバスターミナルになったバスタ新宿 バスターミナルの略語かな? でもイタリア語でバスタは”もういらない”って意味なんだけど・・・(笑) きれいな最新の受付 今回もお世話になります さわやか信州号 平日ということもあるけど雨予報の為にキャンセルも多かったみたいで車内はガラガラ おかげでゆっくりできた 数時間の仮眠の後 予定よりも早く着いた朝5時過ぎの上高地 新しくできた上高地トンネルのおかげか? まだ日の出前 薄日が差しているがちょっとあやしい雲行き とりあえず登山届を出して6時前に出発 河童橋から見た岳沢は雲の中 小梨平キャンプ場をぬけ まず徳沢まで 今年も出会ったお猿さん 急に走り出したから蝶ピンボケ。。。? 6時半、明神館 ここでソフトシェルを脱ぎ再出発 もみじの紅葉も始まっている 山はまさに秋の準備中 7時25分、徳沢キャンプ場に到着 晴れてきた ん~~いつ来てもここでテント張りたいと思うけど 中々そのタイミングってないなー(笑) ベンチで一休みしているとザックに蝶が! これから向かう蝶ヶ岳の案内人か??(笑) 私以外の登山者はみんな横尾方面へ 私一人蝶ヶ岳を目指し 長塀山、蝶ヶ岳方面の登山口へ いきなりの急登 木の根の張り出した登山道 途中短いハシゴが何か所もある 道中は新規の踏み跡もなくときおりクモの糸も顔にかかるくらいで 明らかに今日はまだ誰も通っていない様子 周りは熊笹が茂りなんか熊の出てきそうなあやしい雰囲気だったので 独り言をしゃべりながら登る 結構な急坂を登り 徳沢から1時間ちょっとのところで平らな場所に到着 プロトレックの高度表示では1900mくらいだったけど ここが2000mの平? しかしその後も永遠と続く見晴らしのない登り坂 実はこのころからちょっとバテてきた しゃべりながら歩いていたせいかな いつも歩きながらおしゃべりしているバンカーさんをちょっと感嘆した 距離的にはまだ3分の1 それでもまだ長塀山にも着いていない 徳沢からわずか3kmを2時間半もかかったようやく中間地点 今日は思うように進まない 久しぶりの山歩きだからか? 道端にはたくさんのキノコ あ~~きのこの山食べたいー ってことで休憩 美味い!! なんて幾度も休憩しながら ようやく見えてきた稜線 まもなく山頂か? と思いきや池・・・ その先もまだまだ続くだらだらとした登り坂 何度も立ち止まり休憩しながら11時48分 ようやく長塀山山頂に到着 いや~ここまでがほんとーに長く感じた 徳沢から4.4km標高差にして約1000m 所要時間約4時間の登り 展望もないただの登りは今までで一番しんどく感じた そこからはせっかく登ったのにいったん下り 右下にはきれいな池 そこからまただらだらとアップダウンを繰り返し もう少し 妖精の池に到着 妖精の池はきれいに澄んでいて たくさんのサンショウウオがいた 妖精の池を過ぎるとようやく姿を現した槍、穂高連峰 蝶ヶ岳も見えてくると いよいよ・・・ ついに槍穂高連峰!! すっごい大迫力!! まさに大パノラマ!! この景色が見たかったんだよねー 天気も良くて本当に最高の北アルプス展望台!! 今日のゴール、蝶ヶ岳ヒュッテもすぐそこ そして徳沢から5時間半かかってようやく蝶ヶ岳に登頂 ほんとにしんどかったこの登り 計画段階からわかってはいたけど 実際登ってみると重たいザック背負っての約5時間の登りは ホントにしんどかったー でも晴れた山頂から見渡す北アルプスの展望は蝶最高のプレゼント!! タグ :#登山