妙義山登山の帰りに立ち寄った
下仁田かつ丼で有名なきよしや食堂
昼のピーク時を過ぎたあたりに訪問したが
注文したのはもちろん下仁田名物”かつ丼”
この下仁田かつ丼は首都圏では一般的な卵とじではなく

実は前日のキャンプ場チェックイン前に伺ったが残念ながら火曜日は定休日
となるとどうしても食べて帰りたかったので登山帰りの翌日に寄ってみたという訳

案の定、近隣の方々のランチタイムで店内はいまだ満席状態
少し待ってから席に座り


特製のこだわりしょうゆダレにくぐらせたかつ丼
駒ケ根のソースかつ丼とも違い
それよりもさっぱりしている
初めて食べる”下仁田かつ丼”
これはこれでありかもね
それにしてもここの店主の営業方針には見習うべきものがあった
二代目になるであろう老夫婦が切り盛りしているのだが
なんとも言えない親近感があり
どんなに店が混んでいようと客の誰も文句を言わない
いや、言わせないような物腰というか雰囲気を持っている
自らを”サービスの悪い店主”と掲示しておきながら
帰るお客さん一人一人に”混んでて悪いね、待たせたね、またきてねー”と
サービスの飴を手渡していた
一人で来店した私は4人掛けのテーブル席で途中から相席
決して悪い気はしなかったが登山帰りのあやしい風貌からか
会計時に”混んでてゴメンねーどっから来たの?”と
”今日は暑いからコレ!気を付けて帰ってねー”と渡されたのが
メンソールの効いた小さなキャンディ
その小さな
なんてことないキャンディに
その日の疲れが一気に吹き飛び
満腹感と相まってとっても幸せな気持ちになれたこと
これこそがサービス業の根源であるホスピタリティ
いい勉強になりました